Wordの検索置換にいられるワイルドカードについて説明します。
文章作成の効率化には、検索置換を使いこなすことが重要です。
たとえば、半角の「,」を全角「、」に修正したいとき、検索置換を用いると効率よくまた漏れなく修正できます。
さらに、「たとえば」 と記載するところを、「たとば」と誤字があった場合、一カ所だけの誤字かどうか確認することも大事です。
このような場合も、「たとば」を検索をすると同じ誤字脱字を探し出して修正することができます。
以下、ワイルドカードについて説明します。
(注)ワイルドカードのチェックをオンにしている場合のみ有効。
ワイルドカード検索では、条件の指定に使う半角文字(\、( )、{ }、?、*)がそれぞれワイルドカードとして特別な意味を持ちます。
☆任意の1文字 ? (半角のハテナ)
例)
[検索する文字列] 【????】
[検索結果の一例] 【0000】、【発明概要】、【あいうえ】
☆0以上の文字 * (半角のアスタリスク)
例)
[検索する文字列] 【*】
[検索結果の一例] 【&】、【発明】、【発明を実施するための形態】などを検索
☆範囲内の1文字 [ – ] (半角バー)
検索対象とする文字列の範囲を指定する。
例)
任意の半角数字 [0-9]
任意の全角数字[0-9]
全ての数字(半角/全角) … [0-90-9]
任意の半角英字(大文字) [A-Z]
任意の半角英字(小文字) [a-z]
任意の半角英字 [a-zA-Z]
全角英字[a-zA-Z]
全角英数字 … [0-z] (又は0-9a-zA-Z)
全ての半角英数字(半角記号含) [\!-~]
任意の英字(全角半角とも) [a-zA-Za-zA-Z]
任意の全角カタカナ [ア-ヾ]
任意の半角カタカナ [ヲ-゚]
全てのカタカナ(半角/全角両方)検索 … [ァ-ヾヲ-゚]
任意の全角ひらがな [あ-ゞ]
任意の全角ギリシャ文字(大文字) [Α-Ω]
全角文字(英数字以外。ひらがな/カタカナ/漢字/記号)… [、-鶴]
全角文字(ひらがな/カタカナ/漢字/記号/英数字)… [、-鶴0-9a-zA-Z]
☆繰返しの回数 { , } (半角のかっことコロンの組み合わせ)
直前に指定した文字の繰り返し回数を指定する。
例)
1文字以上9文字まで {1,9}
5文字以上12文字まで {5,12}
※上限を省略して{1,}と書くと「1文字以上255文字」までという意味になります。
☆ 式 ( ) (半角のマルかっこ)
[検索する文字列]で、ワイルドカード検索の対象を指定する。
[置換後の文字列]では、この式に対応する部分を\1、\2といった書き方で示します。これについては以下の置換例2を参照してください。
例
[検索する文字列] ([0-9]{1,3})℃
[置換後の文字列] 摂氏\1度
「℃」の前に1~3桁の数字が含まれている類似文を、数字を変えることなくまとめて摂氏 度に置換する。
例
[検索する文字列] 化合物([a-zA-Za-zA-Z] {1,})を([0-9]{2,})℃に熱した。
[置換後の文字列] 化合物\1を摂氏\2度で加熱した。
「化合物」の後ろに任意の英字(全角半角とも)が1文字以上あり(たとえば、化合物A,AAAA,Aa,abdなど)、「を」と「℃」の間に2桁以上の数字が含まれている類似文を、化合物を示す記号と数字を変えることなくまとめて置換する。
ここで、\1は[検索する文字列]で式に指定した([a-zA-Za-zA-Z] {1,})に対応し、\2は([0-9]{2,})に対応。
[検索する文字列]で式に指定した部分に対して、前から順に\1、\2、\3….と決まる。
たとえば上の例で[置換後の文字列]の\1と\2の順序を変えて
「\2℃まで化合物\1を加熱した。」
というように書くと、この形で置換が行われます。
例
[検索する文字列] (?酸)(ナトリウム)(水素)
[置換後の文字列] \1\3\2
「硫酸ナトリウム水素」、「炭酸ナトリウム水素」を
「硫酸水素ナトリウム」と「炭酸水素ナトリウム」に置換できる。
「酸ナトリウム水素」という文字列の前に任意の1文字を含む語が検索対象としてヒットし、語順の置き換えが行われます。
☆特殊な文字
タブ文字、改行記号、改ページ記号などの検索する場合
検索と置換のオプションの、特殊文字を選択する。
例
改行記号 ^p(ワイルドカード未使用時)
改行記号 ^13(ワイルドカード使用時)
タブ記号 ^t
改ページ記号 ^12
行区切り ^l
任意の文字 ^?
任意の数字 ^#
任意の英字 ^$
使用例
1.改行の次のスペースを削除(「」は入力枠をイメージ、以下同じ)
[検索する文字列] 「^13 」
[置換後の文字列] 「^13」
2.改行の次のスペースを挿入(段落の先頭にスペース挿入)
[検索する文字列] 「^13」
[置換後の文字列] 「^13 」
3.段落【0000】の削除
[検索する文字列] 【^#^#^#^#】
[置換後の文字列] (置換後の文字無し)
4.【 の前に、スペース挿入
[検索する文字列] 「【」
[置換後の文字列] 「 【」
5. 】 の次に改行を挿入
[検索する文字列] 「】」
[置換後の文字列] 「】^13」
6.連続する改行を1つの改行に置換
[検索する文字列] 「^13{1,}」
[置換後の文字列] 「^13」
7.[置換後の文字列] ボックスでのみ入力できるコード(マクロでよく使用される)
クリップボードの内容 ^c
[検索する文字列] ボックスの内容 ^&
8.1文字以上の全角大小英字・数字と「,」「、」「(」「)」の組み合わせ
[検索する文字列] 「[A-Za-z0-9(),、]{1,}」
→これによって「(10a)」・「1A」・「99a」・「a,b」などの参照符号を検索可能
いろいろ活用して、文章の作成を効率アップしましょう!(・ω・)/